こんにちは。下記の四国化成の電動ゲートをスマホで制御するYoutubeを公開して以降「同じことをしたい。対象の電動ゲートを選定して下さい。」というお問い合わせをしばしば受けるようになりましたので、その選定方法をご紹介したいと思います。
※本ブログは工務店、設計士、建設会社様向けとなっております。
電動ゲートも、電動シャッターも同じ制御方式ですので、本ブログにおいては便宜上「電動ゲート」と、まとめて表記することにしました。
シンプルワンショットを使えばどのメーカーも制御可能
結論を先に言いますと、シンプルワンショットという当社のリレーコントローラーを使うことで簡単に実現できます。メーカーは問いません。
(・四国化成 ・文化シャッター ・三和シャッター ・ナブコの実績があります)
(画像をクリックすると同製品の特設サイトが別ウィンドウで開きます)
【簡単である理由】
多くの電動ゲートは、このシンプルワンショットから出力されるリレー信号という電気信号で動作するからです。
逆にリレー信号を受けることができない電動ゲートは操作できません。
これを聞くと皆さん「おぉそうなんですか!?じゃぁグリーンワークスさんが、電動ゲートを選定して下さい!」と思います。
無理もありませんが、ただそれ困るんです。>_<
当社の自己紹介
当社は、スマホを使ってさまざまな電気信号を送信する装置を開発している会社です。
あえて専門用語を出しますが、「リレー」「RS232」「RS485」「TCP」「UDP」「Webhooks」「IR」などの電気信号を出力することで、これらで動作する電気機器をスマホで制御することができる装置を日々開発しています。
●リレーで動作するもの:照明、業務用エアコン、ロードヒーティングなど無数
●RS232で動作するもの:業務用アンプ、調光器、業務用オーディオミキサーなど無数
もうお分かりいただいたと思います。制御したい機器が決まってから、それに合った当社のコントローラーが決まるのです。
ですので、電動ゲートは電動ゲート専門業者に選定してもらって下さい。
以下当社との互換性について、記述させて頂きます。
当社のコントローラーとの互換性
電動ゲートを制御する電気信号はある程度決まっていて、それは前述の「リレー」という電気信号です。ズバリ!以下を電動ゲート業者さんにお伝え下さい。
<当社との互換性>
【運転命令について】
当社のシンプルワンショットは以下の3種類の制御方式、全て対応しております。
その①:1点式 (無電圧瞬時接点を受けて開閉を交互に繰り返すタイプ)
その②:3点式A (開閉停止の3接点で、いずれも無電圧瞬時A接点で動作するタイプ)
その③:3点式B (開閉が無電圧瞬時A接点で、停止がB接点)
【状態信号について】
また上の動画にありますとおり、開閉の状態信号を無電圧接点で送信できる仕様でお願い致します。これによって、開閉の状態に合わせてアイコンを変化させることが可能です
技術者であれば、必ず分かる表現になっております。
電動ゲートメーカーの反応…
多くの電動ゲートメーカーは「そんなよく分からない機械で、うちの製品が制御されるのは嫌だな・・・。」というのが本音のようです。
ですので、もう一押し以下も伝えて下さい。
電動ゲートメーカー様へ追記です。
当社のシンプルワンショットとの接続にあたりまして、外部制御用の端子を持った仕様でお願い致します。
↓ちなみに「外部制御用端子」とは以下のような端子です。
多くの業務用機器は、タイマーや人感センサーからも操作できるように「外部制御用の端子」を持っています。無い場合オプションであります。これを導入したい電動ゲートメーカーに用意してもらって下さい。
これで電動ゲートがかなり絞られるはずです。
これで「めでたし」といけばいいのですが、一筋縄ではいかないこともしばしば。
メーカーの方々からよくある回答をご紹介致します。
メーカー「スマホ!?それはサポートしません!」
ガーン・・・。これはよく言われます。シンプルワンショットから送信されるのは、先ほどの「人感センサー」「タイマーリレー」と同じ信号にも関わらず、「スマホ」という言葉を聞いた途端に拒絶反応を起こすメーカーさんが少なくないのが現状です。
無理もありません。昨今いろんなIoT関連会社が登場していて、サポートしたくないのもよく分かります。
拒絶反応をされたメーカーさんには以下のように答えて下さい。
グリーンワークスさんは
・10年以上も遠隔制御の実績がある会社です。
・大手企業にも導入された実績もあります。
・にわか業者ではなく、ちゃんと制御に精通している会社です。
残念ながら、それでも導入に協力的でないメーカーさんもいらっしゃいます。
この場合、潔く導入を諦めて下さい。
取り付けについて
お待たせしました。取付方法についてです。
基本的にシンプルワンショットを取り付けた制御盤を郵送して終わりです。
・電源を投入してLANに接続してください。
・IPアドレスなどの設定は不要です。
1点式の場合
押下用のリレー接点とシンプルワンショットの「NO」「C」を接続。
当然極性はございません。
3点式Aタイプ
↓下記のとおりです。
3点式タイプB
停止信号がB接点です。NC(ノーマルクローズ)と純正ボタンを直列に接続します。
アプリについて
アプリはiViewer4というアプリを使用します。
当社から送付する手順書に従えば、操作画面が表示されます。そしてボタンを押すとリレーが「カチン」と動作します。
配線が間違えてなければ、その信号が電動ゲートに送られて電動ゲートが開閉します。
まとめ
【電動ゲート(シャッター)をスマートフォンで操作したい場合】
●電動ゲートは「①:1点式」「②:3点式Aタイプ」「③:3点式Bタイプ」であればどれでもOK。
●「外部制御用の端子」を持ったものだと、責任区分が明確である。
●「スマホありき」ではなく、まずは当たり前の使い勝手のスペックを優先して、それから上記にあったものに絞っていく。
●制御方式がある程度決まった時点でお問い合わせ下さい。
関連サイト
・シンプルワンショット特設サイト
・シンプルワンショット製品サイト
・(ブログ)「スマホで電動シャッターを制御」はシンプルワンショットが最強な理由
・【導入実績】スマホで四国化成の電動ゲートを操作|植竹商店様(埼玉県羽生市)
・【Youtube】「文化シャッター」のガレージシャッターをスマート化(神奈川県大和市) パート1
・【Youtube】スマホで三和シャッターのガレージシャッターを開閉