電池レスリモコンを使った照明システム「エコーライツ」のサービスを開始致しました!
電池レスリモコンとは?
この照明システム。あまりに革命的過ぎるため、まずは「電池レスリモコンとは何か?」からの説明に入らせて頂くことにします。『電池レスリモコン』とは、文字どおり「電池の要らないリモコン」。
なんと“押した力で発電して、その電荷を使って発信する” というまるで魔法のようなリモコンなのです。つまり
・電池不要
・電池交換も不要(当然)
・液漏れなど電池に関するトラブルが無い。
といったメリットがあります。ここまで宜しいでしょうか?
下は、電池レスリモコンのメーカー ”株式会社エコー総合企画(本社石川県)” の電池レスリモコン。(商品名:エコチャイム)
一見普通のファミレスの呼び出しボタンですが、なんとこれが電池レス!!
押した時のタッチが少し固めなのが特徴。それ以外は普通!!
エコチャイムについては、下記のエコー総合企画社さんのホームページに詳しく書かれています。あとで詳しくご覧下さい。
(クリックすると同社のHPが、別ウィンドウで開きます。)
電波到達距離は約50m
エコチャイムの電波到達距離は、見通しのいい直線距離で約50m~60m(実測)。
テレビやエアコンで使用されている「赤外線タイプ」とは異なり、自動車のキーレスエントリーで使われている「RFタイプ」の電波が出力されます。
【RF電波の威力は?】
自動車を運転したことがある人なら誰でも分かると思います。
そうです。多少の障害物があろうと、テレビやエアコンのリモコンに比べて遠くの標的に届いてくれます。その強度と安定度とほぼ同じ。これが照明スイッチとなったと思って下さい。
エコーライツ誕生の経緯
エコー総合企画社さんの電池レスリモコンは、「ファミレスの呼び出しチャイム」「バスの降車ボタン」「工場の異常を知らせるボタン」「トイレのウォシュレット」など、さまざまな用途に利用されています。
一方筆者の私自身、半世紀近く生きていますが、「電池レスリモコン」の存在など知る余地もありませんでした。
そんな中、あることがきっかけで電池レスリモコンの存在を知り、2022年12月に同社に訪問。
↓両社の製品の互換性チェックの様子 (撮影:エコー総合企画社様の会議室)
スマホ以外でも照明を制御できるアイテムを探していた。
自社の電池レスリモコンを照明にもアウトプットできる会社を探していた。
この両社が意気投合して、共同開発したのがエコーライツです。
エコーライツの仕組み
スイッチは3種類
エコーライツの電池レスリモコンは、下記の3種類のラインナップ。(2023年5月現在)
いずれもON/OFFのボタンが独立しているので、ワイドコスモ21のようにON/OFF迷うことなく操作できるのが特徴。
リレーコントローラーが電波をキャッチ!
次に電池レスリモコンが電波を発した際、一体どのような仕組みで照明が入/切するのかを解説します。
まず普通の照明スイッチの場合、スイッチが開閉することで、照明に電気を流したり遮断します。
これによって照明がON/OFFします。(これは当たり前ですよね。^_^)
一方エコーライツの場合、そのスイッチの役割を下の写真のリレーコントローラーが果たします。
これがエコーライツの大きな特徴であると同時に、様々なメリットをもたらすということを知って下さい。
スイッチを入/切するフロー
- 手元の電池レスリモコンで操作
- リレーコントローラーの受信機が電波をキャッチ
- リレーコントローラーが電気を入/切
- 照明がON/OFFする
【電気工事に詳しい方へ】
正確には各回路ごとのパワーリレーを別途設け、本リレーコントローラーの青色の端子からDC12Vを入り切りすることで、そのパワーリレーを開閉させます。
このブログは、様々な人を対象に書いているため、便宜上このコントローラーがAC100Vを入/切していると表現しております。ご了承下さい。
(>>詳しい配線図はコチラ)
ここが凄い!!
エコーライツは、今後の電気工事の常識を覆す照明システムになるのは、言うまでもありません。
その理由を以下に述べます。
1.全ての照明器具に対応している
もしもあなたが、少しでもスマートホーム関連グッズに精通していれば、このブログのタイトルを読んだ時点で「スマートライトのことだ。」を想像したかも知れません。
スマートライトとは、スマートフォンや音声を使って操作する照明ランプのこと。
そのため、特殊なチップを搭載してします。
エコーライツを導入するにあたって、スマートライトは不要です。なぜならエコーライツは、照明に流れる電気そのものを制御するからです。
日本国内おろか世界中で売られている全ての照明ランプに対応しています。
2. どこにでも取り付けが可能!
下の写真は、当社が2015年に携わった某会議室のスイッチの1枚です。
全面ガラス張りだったため、スイッチを取り付けるところがなく、やむなくパーティションに取り付けてもらった記憶があります。
分かる人には分かると思うのですが、これ、かなり大変なんです。
石膏ボードと違って、切断するための特殊な工具も必要。
更に「音」「火花」が発生するため、作業届けを出した記憶があります。当然工事は週末。
ところが電池レスリモコンを使えば下の写真のとおり!貼るだけ!!1分で完了です。
スイッチの割り当てが自由自在!!
上の図のとおり、全ての照明はリレーコントローラーに集中。
なので「どの電池レスリモコンで、どの照明を制御したい。」といった割り当ては、導入後でも設定だけで自由に変えられます。
工事無しでこんなことができる!
- 「このスイッチで、この部屋と隣の部屋の両方を制御したい。」(グルーピング)
- 「2か所のスイッチで1つの照明を制御したい。」というのも簡単!(バーチャル3路)
本来であれば配線工事が少なくとも必要です。
設定のみで簡単!電気工事の資格無しでできるのがありがたい!
スマートフォンからでも操作ができる
グリーンワークスがやるからには、iPhone/iPadから操作できない訳がありません。
住宅だけでなく、大型スーパー、病院、学校、競技場のナイター照明など用途はさまざま!!
詳細はエコーライツ専用ページへ
エコーライツの凄さを分かって頂けましたでしょうか?
詳細はエコーライツ専用ページをご覧下さい!!
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