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【スマホでリレー制御】最大191万回路制御できる理由(ガチ計算)

【スマホでリレー制御】当社は最大191万回路制御できる理由(ガチ計算)
公開日:2024/08/23

こんにちは。当社のコントローラーは「TCP」「シリアル」「IR」「リレー」といった電気信号を出力することができます。

大型屋外用照明

その中でも最も多く使われるのは「リレー」。その最大回路数は191万回路回路です。
つまりスマホ片手にこれだけの回路を開閉することが可能です。
どんな機器を何台使えば、これだけの数が出てくるのかを詳しく解説したいと思います。

沢山のリレーを制御したい場合は「DIN-MOD4」を使用

沢山のリレーを制御する場合、当社では「DIN-MOD4」というコントローラーを使用します。
4スロットのカートリッジ式になっていて、「MOD-LRY8 (8ポートリレーカートリッジ)」を4台装着することで「8×4=32接点」のリレーを制御することができます。
(ちなみに4接点以下の場合はSIMPLE ONESHOTを使います)

LAN Bridge1台につきDIN-MOD4は237台連結

DIN-MOD4は、CF Linkという専用バスで、それ同士最大237台連結することができます。
つまり前述の32 x 237 = 7,584回路を制御することが可能です。
これだけでも大豪邸はもちろん、大規模ホテルの全室は網羅できるでしょう。

↓CF Linkについてはコチラをご参考下さい(英語)
CFLink Overview – Why Choose CFLink?

上の英文の説明を読むと「Up to 238 devices can exist on a single network(単一ネットワーク上に最大 238 台のデバイスが存在可能)」とあります。
238台なのに237台で計算?どういうこと?
これはCF Link接続において、LAN Bridgeも台数に含まれるのです。
つまり238(最大) -1(LAN Bridge)=237。237が最大で合っています。

↓ちなみにとある邸宅の写真。これでも3台です。

↓CommandFusion社の実験室 (DIN-MOD4のテスト機が48台連結)
32(回路) x 48(台) =1,536回路を制御可能。(2017年11月マレーシアにて撮影)

LAN Bridgeは最大IPで252台連結可能

話を戻します。更にLAN BridgeもTCPで252台増設可能です。
仮に192.168.0.0のクラスCに割り当てる場合、最大252台iViewer4から接続することができます。
つまり前述の「7,584 x 252 = 1,911,168(接点)」のリレーを制御することが可能です。

≒191万回路

↓以下は流し読みで結構です

【割り当てできないIP】
・192.168.0.0
・192.168.0.1(ルーター)
・192.168.0.2(スマホ自体のIP)
・192.168.0.255(ブロードキャストIP)
これらを省くと、252個のIPアドレスをLAN Bridgeに割り振ることができます。

瞬時接点はこの盤分

(ここはさらりと説明)
常時接点でなく、瞬時接点の場合、スマホにとって何等かの状態感知が必要です。
CommandFusionのMOD-IO8を使います。
この場合、リレー : 状態 = 1:1 なので、リレー制御はこの半減になります。

実質は無限なんです^_^

上の数字はあくまでもクラスC。
クラスAにしたり、Site to Site VPNで接続すると、実質無限の回路を構築することが可能です。
あとはお客様のやりたい方向性がある程度明確であれば、殆どのリレー制御は可能です。