ヘアピンNATって何?
ざっくりと分かりやすく説明させて頂きます。
その前に、まずは「ポート転送」の紹介から
もしもあなたが自宅にウェブサーバーを設置して、それを公開する時にポートを使います。
(皆さんレンタルサーバーを使っていると思いますし、スクリーンショットは443ではなく80です。そう言ったツッコミどころは一旦置いておいてください。^_^)
↓ルーターの設定例
↓これにって世界中の人にインターネットを閲覧してもらえます。
↑本当にざっくりとした説明です
ヘアピンNATとは??
さて本題です。ずばりヘアピンNATとは、「”宅内からWAN側”へアクセスした時でも、ポート転送の設定が生きる機能のこと」を言います。
ポイントは“宅内からWAN側”に向けてアクセス
もしもルーターが、ヘアピンNATに対応していると、宅内にいながらポート転送が効いて
➡ 自宅のグローバルIPアドレス (222.123.111.111) にアクセスできます。 ↓ヘアピンNAT対応ルーターの場合
一旦ルーターをポート転送することで、LAN側からもWAN側と同じグローバルIPアドレスで接続できるのです。シームレスなので管理する側にとってはありがたいのです。
ところが「ヘアピンNAT非対応のルーター」だと、
WAN側のIPアドレス(=グローバルアドレスIPアドレス) にアクセスできません。自分のIPアドレスなのに!!
上の男性のパソコンはYahooにもアクセスできます。でも自分が作成したサーバーには宅内からのみアクセスできません。
ヘアピン非対応のルーターだからです。実に冷酷です。
ヘアピンNAT非対応はとにかく面倒くさい!!
上のイラストの通り、ヘアピンNAT非対応のルーターだと、待てど暮らせど永遠に宅内のサーバーにアクセスできません。
この場合、仕方ないのでプライベートIPアドレスにアクセスします。
IoTにおいては更にめんどくさい
当社はIoT関連装置を販売している会社です。外からスマホで「照明」「エアコン」「電気錠」「床暖房」などなどを制御できるコントローラーを販売しています。
当社のコントローラーに対して外から操作するのは簡単です。ポートを開ければいいのです。
ところがです!もうお分かりですよね。設置先(お客様宅)のルーターがヘアピン非対応だと、お客様は何等かの方法を使って、「宅内LANにつながっている時は、こっち」「外だからこっち」と切り替えないといけないのです。
LOSが解決!!
(当社の公告をさせて下さい。^_^)
ヘアピンを使わずに、「宅内」「外から」、シームレスに当社のIoTコントローラー(コマンドフュージョン)にアクセスできる装置を、当社が開発しました。
IoTに興味ある方は、是非下の図をクリックして詳細をご覧ください。
まとめ
ヘアピンNAT非対応のルーターの場合、「宅内にいるとき」<=>「外からアクセスする時」で、アクセス先を変更しないといけません。ハッキリ言って面倒です。
残念なことに「ヘアピンNAT」は、マニア向けの機能なのか、メーカーのスペック表には記載されておりません。
これを機にメーカーさん公開して下さい!!
↓こちらのブログもご参考下さい。