「介護施設です。1階の自動ドアをスマホで操作したい。」
このご相談を初めて受けた時、「え?自動ドアって 近づけば開くのに、なぜわざわざスマホで?」 と率直に思いました。
しかし、自分自身実際に携わってみて、介護施設や病院ならではの「切実な悩み」があることを知りました。

今回の記事では、「スマホで動かした!」と自負するのではなく、現場の正体と、当社のIoTソリューションがもたらす利便性について解説したいと思います。
店舗の自動ドアとの違い
1. 店舗の自動ドアはサムーターンでロックして帰宅が前提
店舗の場合、最後に帰宅する人が下の図のサムターンをロックして帰宅。
そして翌朝になると最初に出勤する人が解錠します。

2. 老人ホームや病院は電気錠タイプが一般的
しかし、入院施設のある病院や介護施設は違います。
防犯や徘徊防止のため「電気錠タイプ」採用していることが多く、これが一般の店舗とは根本的に異なるのです。

3. 電気錠タイプは面会時間外はロック!
2で紹介しました老人ホームや入院施設のある病院の場合、タイマー或いは専用のスイッチを操作することでロックします。そしてカード或いはテンキーなどを使って職員のみが出入りできるのです。

なので店舗のように「最終退出者」という概念がありません。

「切実な悩み」それは”時間外の訪問者”
ここまで読んで頂いたらもうお気づきだと思います。
そうです、時間外に訪問者が来ることは少なくないようです。この場合、とにかく手を止めて何らかの方法で開けないといけません。
それがこれらの施設で勤務する職員、特に夜勤当番の方の切実な悩みの1つなのです。
なるほど・・・。
確かに介護の対応中にインターフォンや携帯電話で「〇〇です。開けて下さい。」と言われたら。大変だわ。
スマホ操作で解決!
という訳で当社にご相談というケースが少なくないのです。
下の動画は静岡県の某老人ホームの事例です。
時間外はスマホでしか解錠できないのが分かります。
1. システムについて
当社のコントローラーを介すことで、館内(院内)LANを使って解錠できるのはもちろん、遠隔地からも解錠が可能です。また電池レスリモコンによる操作も可能です。
あとで紹介するロックのタイマー設定もスマホで行うことができます。

2. セキュリティについて
当社の場合2つの方法を使います。(ここは難しいのでサラっと飛ばしてもらって大丈夫です。)
・ローカルのみで完結!
・UGATEで限られたスマホ以外は遮断!
3. タイマー設定について
面会時間外は、センサーを無効にしてロック!このタイマー設定をスマホで可能。
↓下記は19:00~翌朝9:00の間、ロックにしたときの画面です。

4. 電池レスリモコンでも可能!!
当社では「押した力で発電して電波を発信する電池レスリモコン」を採用。
電池交換が要りません。
↓実際の動画
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価格は都道府県、タイマーいる/いらない、など複合的な要素で決まります。
まずはお気軽にお問い合わせください。


