Nature RemoやiRemoconなど(以降リモコン学習装置)でテレビの電源操作を行う場合、一般的にはリモコン本体にある「電源ボタン」を押した時に発光される信号を学習するしか方法はありません。
この場合、「ON」「OFF」個別の信号ではないため、意図しない方向に切り替わってしまうことがあります。
果たして「ONになれ!」「OFFになれ!」という個別の操作は可能なのでしょうか?
結論
可能です。OFFの信号を学習すればいいのです。
https://twitter.com/greenworks_osk/status/1320187660208463874
トグルとは?
押すたびに状態が変わる機能、身近なものはテレビの「電源」ボタン
同じ操作でも、「機器の状態」によって、機器の状態が順番または交互に切り替わることを「トグル」と呼びます。
トグルはボタンが1つで済むため、リモコンのレイアウト上、物理的なスペースが少なくて済むという点がメリットです。
私達の身の回りの「トグル」
- テレビやDVDプレーヤーの電源ボタン
- パソコンの電源ボタン
- テレビのリモコンの入力切替ボタン
- エアコンの風量ボタン
- 自動車のスマートキーのエンジン始動ボタン
多くのトグル操作は「押して動作したのを目で確認しながら操作する。」というのが前提で作られています。
トグルの反対語が「ディスクリート」
またトグルとは反対に、「ON」「OFF」個別に指定ができることを「ディスクリート」と呼びます。
下の自動車のワイヤレスキーは、「施錠」「解錠」が別れているので、ディスクリートにあたります。
ディスクリートの特徴は、100回押そうと1,000回押そうと、状態が反転してしまうことがないのが特徴です。
トグルと違い、ボタンが複数になります。
「トグル」はホームオートメーションには不向きです
ホームオートメーションの醍醐味は音声やスマホを使った「一斉操作」です。
リモコン学習装置で「一斉オフ」を命令した例
1つの例を紹介します。例えば「一斉オフ」の命令をしたい場合、トグルだとON/OFFを指定できないため、意図しない方向に切り替わってしまうことがあります。
リモコン学習装置でON/OFFを操作をするには?
実は殆どのテレビは「ON/OFF」のディスクリート信号を持っています
実は多くのテレビは、電源ボタンの場合、「電源のトグル」だけでなく、「電源ON」「電源OFF」それぞれのディスクリートの信号が工場出荷状態から仕込まれています。
家電メーカーはリモコン上に「ON」「OFF」2つのボタンを設けていません。理由は分かりませんが、日常では必要としない上、作ると邪魔だからだと思います。
CF IR Learnerは多くのテレビのON/OFF信号が工場出荷状態から搭載されています
コマンドフュージョンのCF IR Learnerは、HEXと呼ばれる汎用性の高い形式で学習できるリモコン学習機です。コマンドフュージョンのコントローラーはもちろん、クレストロンやマランツにも対応しています。
CF IR Learnerは、学習機としての機能だけでなく、テスト用として、「パナソニック」「ソニー」「日立」「シャープ」「東芝」などの各機器のテレビの電源のディスクリート信号が工場出荷状態からプリセットしています。その信号を学習リモコン装置に学習します。
▼某テレビの「OFF」の信号図
ON/OFFのディスクリート信号を発光!!
下の図はコマンドフュージョンのCF Miniと呼ばれる装置から発光していますが、これを学習リモコン装置に置き換えることができます。これによってON/OFFが意図した方向に切り替えてくれます。
状態によって反転してしまうことがありません。
CF IR Learnerについてはコチラ
まとめ
この他、電源の状態を「カレントセンサー」を使ってON/OFF状態を判別。
【古いテレビ】「電源の状態」をスマホで確認
10年前のテレビ。ON/OFFに合わせて、iPhoneのアイコンが変わるように工夫。
もちろんスマートテレビではありません。#スマートホーム#IoT#学習リモコン#スマートリモコン#ifttt#switchbot pic.twitter.com/ST4hXzsqW3— たばた社長|IoT製品開発 (@greenworks_osk) June 23, 2022
【OFFを押した時】
・ON状態なら発光
・OFF状態ならスキップする
というルールを使うこともできます。また別のブログで紹介します。