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【導入事例ブログ】自動ドアをスマホで遠隔操作|静岡県の老人ホームで導入された新しい解錠スタイルとは?

老人ホームの自動ドア
公開日:2025/04/14

~静岡県の老人ホームで導入された解錠システム~

お問い合わせのきっかけ

「サービス時間外、スタッフが不在の時間でも、外から自動ドアを開けられたら助かるのに・・・。」
そんな声から、このプロジェクトはスタート。

静岡県内の某老人ホームから、当社のホームページを通じてご相談をいただきました。
サービス時間外に職員が外部から施設に入る際、わざわざ別のスタッフを呼ぶのは非効率。
スマホで解錠できれば、現場の運用がぐっとラクになるとのことでした。

提案したシステム構成

当社が提案したのは、以下のようなシンプルで実用的な構成。

システム構成

  1. 既存の自動ドア設備(ナブコ製)はそのまま使う
  2. スマートフォンからの遠隔解錠
  3. 誰でも扱えるシンプルUI「アプリiViewer4」を使用
  4. コントローラーにはシンプルワンショットを採用

簡単かつ確実に、どこからでもアプリを開けばすぐに使える仕組みをご提案。

設置の概要とコーディネート

今回の現場では、自動ドアメーカーであるナブコ様とグリーンワークスが事前に仕様調整を行い、
シンプルワンショットからのリレー接点端子をナブコ様にご用意いただきました。

当社はその端子に「シンプルワンショット」からのリレー信号を送ることで、
スマホ操作で施錠中のドアを一時的に開扉できるように構成。
自動ドア自体の改造は行わず、既存仕様を尊重した安全設計です。

もちろん、この構成に至るまでには、入念なお打ち合わせを行いました。

お打ち合わせの内容

  1. 責任区分
  2. 施錠中でも「開錠信号」を送信することでドアが開く
  3. 開扉中は自動ドアから、状態信号を送信

といった各種調整・コーディネートを行いました。

スマートホーム機器との違い

よくあるスマートホームキットとの違いは以下です。

スマートホームキットとの違い

  1. 業務用としての設計コンセプト
  2. 無線ではなく確実な有線LAN接続
  3. 両面テープ固定ではなく、据え置きまたはネジ止め。
  4. ローカル環境(Wi-Fi)でも運用可能。

業務用途に特化しているため、見た目よりも「機能重視」のコンセプトです。

↓スマホで制御の代表であるスイッチボット。両面テープで固定します。
(テープ剥がれたら終わり。電池切れたら終わり。)

動画でチェック!

ドアが開くとアイコンが変わります。これはボタン操作による変化ではなく、自動ドアから送られる「状態信号」をシンプルワンショットが感知して反映したものです。
地味な仕組みですが、遠隔でも「確かにドアが開いた」と確認できる安心感があります。
こうした点に、業務機ならではの信頼性を感じていただければ幸いです。

お客様の声

お客様の声

  1. 時間外を無人対応にできるようになり、スタッフの負担が軽減されました
  2. 外出先からスマホで解錠できるため、夜間の待機が不要になりました
  3. いちいち自動ドアまで移動する手間がなくなり、業務が効率化しました

専門知識がなくても使えるシンプルな画面で、操作ミスも起きにくいと好評です

クラウド(遠隔) or ローカル(Wi-Fiで完結)、どちらも選べます

今回の構成では、クラウド経由でスマホ操作できるように設定しましたが、
「インターネットなしでも動くようにしたい」というニーズがある場合、
ローカル完結型への切り替えも可能です。

実際に、外部通信ができない病院や閉域環境の施設などでは、
ローカル制御モードでの運用実績も多数あります。
現場ごとの運用ポリシーやセキュリティに応じた構成をご提案できます。

まとめ

本記事でご紹介したような構成は、
老人ホームだけでなく、病院、保育園、学校、工場などさまざまな施設に応用できます。

「似たような課題がある」「一度相談してみたい」など、
お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

    ▼以下ご理解下さい
    ・なるべく詳しくご記載下さい。(どういった点にお困りなのか。)
    ・作業は自動ドアメーカー様との共同になることもあります。
    ・お問い合わせ前にコチラのぺージをご覧頂けるとありがたいです。

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