~静岡県の老人ホームで導入された解錠システム~
お問い合わせのきっかけ
「サービス時間外、スタッフが不在の時間でも、外から自動ドアを開けられたら助かるのに・・・。」
そんな声から、このプロジェクトはスタート。

静岡県内の某老人ホームから、当社のホームページを通じてご相談をいただきました。
サービス時間外に職員が外部から施設に入る際、わざわざ別のスタッフを呼ぶのは非効率。
スマホで解錠できれば、現場の運用がぐっとラクになるとのことでした。
提案したシステム構成
当社が提案したのは、以下のようなシンプルで実用的な構成。
システム構成
- 既存の自動ドア設備(ナブコ製)はそのまま使う
- スマートフォンからの遠隔解錠
- 誰でも扱えるシンプルUI「アプリiViewer4」を使用
- コントローラーにはシンプルワンショットを採用
簡単かつ確実に、どこからでもアプリを開けばすぐに使える仕組みをご提案。

設置の概要とコーディネート
今回の現場では、自動ドアメーカーであるナブコ様とグリーンワークスが事前に仕様調整を行い、
シンプルワンショットからのリレー接点端子をナブコ様にご用意いただきました。

当社はその端子に「シンプルワンショット」からのリレー信号を送ることで、
スマホ操作で施錠中のドアを一時的に開扉できるように構成。
自動ドア自体の改造は行わず、既存仕様を尊重した安全設計です。
もちろん、この構成に至るまでには、入念なお打ち合わせを行いました。
お打ち合わせの内容
- 責任区分
- 施錠中でも「開錠信号」を送信することでドアが開く
- 開扉中は自動ドアから、状態信号を送信
といった各種調整・コーディネートを行いました。
スマートホーム機器との違い
よくあるスマートホームキットとの違いは以下です。
スマートホームキットとの違い
- 業務用としての設計コンセプト
- 無線ではなく確実な有線LAN接続
- 両面テープ固定ではなく、据え置きまたはネジ止め。
- ローカル環境(Wi-Fi)でも運用可能。
業務用途に特化しているため、見た目よりも「機能重視」のコンセプトです。
↓スマホで制御の代表であるスイッチボット。両面テープで固定します。
(テープ剥がれたら終わり。電池切れたら終わり。)

動画でチェック!
ドアが開くとアイコンが変わります。これはボタン操作による変化ではなく、自動ドアから送られる「状態信号」をシンプルワンショットが感知して反映したものです。
地味な仕組みですが、遠隔でも「確かにドアが開いた」と確認できる安心感があります。
こうした点に、業務機ならではの信頼性を感じていただければ幸いです。
お客様の声
お客様の声
- 時間外を無人対応にできるようになり、スタッフの負担が軽減されました
- 外出先からスマホで解錠できるため、夜間の待機が不要になりました
- いちいち自動ドアまで移動する手間がなくなり、業務が効率化しました
専門知識がなくても使えるシンプルな画面で、操作ミスも起きにくいと好評です

クラウド(遠隔) or ローカル(Wi-Fiで完結)、どちらも選べます
今回の構成では、クラウド経由でスマホ操作できるように設定しましたが、
「インターネットなしでも動くようにしたい」というニーズがある場合、
ローカル完結型への切り替えも可能です。

実際に、外部通信ができない病院や閉域環境の施設などでは、
ローカル制御モードでの運用実績も多数あります。
現場ごとの運用ポリシーやセキュリティに応じた構成をご提案できます。
まとめ
本記事でご紹介したような構成は、
老人ホームだけでなく、病院、保育園、学校、工場などさまざまな施設に応用できます。
「似たような課題がある」「一度相談してみたい」など、
お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。