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【既存のセコムの電気錠】スマホや電池レスリモコンでも制御する方法

セコムの電気錠をスマホで操作
公開日:2025/07/16

こんにちは。本ブログは会社のセキュリティーカードを管理している総務の担当者の皆さん、「スマホでも解錠できないものだろうか?」と悩んだことはないでしょうか?
既存のセコムの電気錠をコントローラーの機能を継承したまま、スマホや電池レスリモコンでも操作できる方法をご紹介致します。

まずはあなたの会社の現状の機材を紹介!!

オフィスのドアの前にあるセコムのセキュリティカード。そこにカードをかざすと、「ウィーン」もしくは「カチャン!」と音を立てて、ロックが解除する。
あなたの会社にこのシステムが導入されている場合、必ず以下のシステムが社内のどこかにあるはずです!

①:カードリーダー(これは鉄板ですね!)

セコムカードリーダー

②:電気錠コントローラー
①のカードリーダーがあれば、必ず会社のどこかに下の図のどちらかがあるはずです。
EL-C0130とEL-C0270の違いは、旧式か現行かの違いで、電気錠コントローラーの機能自体に大きな違いはありません。
(詳細は割愛)

EL-C0270電気錠コントローラー

現状のシステム図

つまり今あなたの会社は、このようなシステムになっています。

セコム・電気錠システム

スマホや電池レスリモコンで操作するには?

当社のシンプルワンショットを介すことで、「電池レスリモコン」だったり「スマートフォン」からの操作を可能にします。

セコム電気錠をスマホまたは電池レスリモコンからの操作を可能にした図

↓以下のように、シンプルワンショットから電気錠(自動ドア)には命令は送りません(詳細は後述)

シンプルワンショットから自動ドアには直接送りません

※用途やその数によっては、シンプルワンショット以外のリレーコントローラーを推奨することもあります。

シンプルワンショットとは?

スマートフォンからの命令を受けて、無電圧瞬時A接点という電気信号を送信する機器です。
一方、セコムの電気錠コントローラーは、この「無電圧瞬時A接点」という信号を受けることができます。つまりシンプルワンショットとセコムの電気錠コントローラーとは互換性があるのです。

simple-oneshot-1

セコムの担当者に設定を依頼して下さい

セコムの担当者に「セコムさんのELCコントローラーを導入しています。グリーンワークスさんのシンプルワンショットという装置を使って、既存の電気錠(自動ドア)に対して、カードをかざしたときと同じ動作をするように、解錠命令を送るための設定を追加して頂きたい。」と伝えましょう。

セコムELCコントロール出力編集画面

事前に連絡して頂けましたら、当社からも連絡可能です。

当社のコントローラーを採用するメリット

電気錠・自動ドアを開ける操作アイテムは、いろいろありますが、主に「電池レスリモコン」「スマホ」このどちらかがよく使われます

電池レスリモコンを使ったメリット

その名のとおり、電池交換の必要が永久に要らないという点です。
押したらロックが解錠するリモコンはいくらでもあります。しかし電池レスリモコンの場合、電池の代わりにコイルが入っていて、押した力で発電して電波を出すため、電池交換の手間が永久に要りません。

スマホを使ったメリット

シンプルワンショットを利用した場合、以下のメリットがあります。

①:規格のある電気信号を送ります。(※無電圧瞬時A接点)
※Amazonなどで販売されている簡易ガジェットとは異なり、業務用の規格に準拠した制御方式です。
②:オフラインで利用できる。(WiFiで完結。インターネットが必須ではありません。)
③:スマホの個体識別ID(UUID)で認証するため、より強固なセキュリティで運用できる。
詳細はコチラのブログもご覧ください
④:ログを残すことができる。 (ただしGoogle Sheet限定)

工場や倉庫など大型施設においては、スマホが便利でしょう。
オフィスでは、スマホよりも電池レスリモコンの方が、すぐに使えるので便利です。

注意点

当社のコントローラーを利用して解錠した場合、カードをかざしたわけではないので、セコムのシステムにログは残りません。