「スマホでリレー制御」といっても、開封してすぐ使えるものから、コマンドフュージョンのような業務用コントローラーまで様々。
コマンドフュージョンリレー制御は、単に「スマホでリレーを閉じられますよ」「それによって照明やポンプをスマホで制御できますよ。」を自負しているのではありません。
コマンドフュージョンの電源供給が途絶えた時のことも考慮されて設計されています。
まさに業務機なのです!!
1. 停電時でもリレーをしっかりと保持!!
コマンドフュージョンが、リレーを開閉させることでON/OFFさせる用途に使用されているとします。
この時、もしもコマンドフュージョン自体に送られる電源にトラブルが発生したとします。
コマンドフュージョンは落ちてしまうので、通常だとコマンドフュージョンのリレーは開いてしまうので、対象の機器はOFFになってしまいます。
特に下記のような使用においては、非常にまずい状態に陥ります。
ところがコマンドフュージョンのリレーコントローラーは、どれもリレーはしっかり保持!!
ナイター照明に使用されていて、もしも停電が起こっても照明はそのまま。試合に影響はありません。
【ナイター照明に使用した場合のメリット】
・コマンドフュージョンのACアダプターが故障しても試合に影響が無い。
・試合中コマンドフュージョンが故障して電源が落ちても、試合に影響が無い。
・何からの理由でコマンドフュージョンを再起動せざるを得ない場合でも、影響が無い。
2.「落ちないといけない」シチュエーションもある!
ナイター照明やポンプと違い、落ちないといけないシチュエーションもあります。
東海大学付属札幌高校の体育館のヒーターをiPadで操作するにあたって、ヒーターメーカーの北海道オリンピア社側から「御社のコントローラーが故障した場合、リレーが開いてくれないと困る。」という要望がありました。
それは空焚きで最悪一酸化炭素中毒になる恐れがあるからです。
もちろんそれも可能。「故障時(=停電時)に落ちてくれる。」これが証明できたため、採用が認められました。
更に停電復旧時「CLOSE」「OPEN」「LAST」の3択がある!
起動時( 実質は停電復旧時)に、回路をどの状態で復旧させるかを選択できます。
しかもSystem Commanderで簡単に設定。まさに玄人好み!!
通常当社では「LAST」を設定しています。
先ほどのナイター照明の話に戻りますが、もし停電が発生して復旧しても、プレーに一切影響ありません。
Youtube
このブログを動画で解説しているのが下記のYoutubeです。是非ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?電機制御に精通した技術者ほど納得して読んで頂いたと思います。
非常時のこともちゃんと考えられた設計になっているのがコマンドフュージョンです。
それにいち早く目を付けたのが当社で、日本国内の総代理店でもあります。