エコーライツは、スマートフォンで照明を操作できるだけでなく、施工や運用の自由度の高さが大きなメリットとなる照明システムです。本記事では、その魅力を詳しく解説します。
まずは動画
この動画を見て「すごい!」と思った方は、ぜひ最後までお読みください。
(クリックすると動画が再生されます)
一般的な照明スイッチの課題
以下の回路図は、照明スイッチの基本的な仕組みを示したものです。スイッチを開閉することで電流を制御し、照明の点灯・消灯を行います

この方式は、照明が発明されて以来100年以上変わっていません。当たり前すぎて気づきにくいですが、その欠点をあえて列挙しました。
【現代の照明システムの欠点】
1) 配線が壁の中にあるため、スイッチの位置変更が困難
2) ガラスやタイル、サッシなどの素材には取り付けが難しい
3) 配線工事が完了すると、スイッチの割り当てを変更できない

ここまで読んで「何を当たり前のことを…」と思った方は常識人^_^。
しかし、これが令和7年になった今日でもまかり通っているって、なんだかおかしいと思いませんか?
もしこれらの制約がなくなれば、もっと自由度の高い工事ができると思いませんか? それが「エコーライツ」です。
エコーライツがもたらす革新
エコーライツは、従来の照明システムの欠点をすべて解決します。
【エコーライツの特徴】
・照明スイッチの役割をパワーリレーが担います。
・そのパワーリレーをエコー開閉器が制御します。
・電池レスリモコンがエコー開閉器を操作。

「なーんだ、結局リモコンなのか。」と思った方、ぜひ最後までお読みください。
エコーライツのメリット
1. 壁の中の配線工事がなくなる!
集中配線のため、壁の中に照明スイッチの配線が要りません。
↓下記はエコーライツの工事中の写真。開店前なのにスイッチの開口がありません。

↓エコーライツが普及すれば、下記の写真の光景はなくなるでしょう。

2. 電池レスリモコンだから電池は不要
押した力で発電して電波を発信する「自己発電式」。
「電池切れの不安」「電池交換の手間」「電池の処分」これらは一切不要。


3. スイッチの取付位置・素材に制約が無い
スイッチはガラス、タイル、鉄板など、あらゆる素材に取り付け可能。両面テープで簡単に貼り直しもできます。
4. スイッチの割り当てが自由自在
スイッチの機能は後から自由に変更可能。「キッチンのスイッチでリビングの照明も操作」など、自在に設定できます。(詳細は下記の動画をご覧ください)
5. 取付に電気工事士の資格が不要
照明スイッチの追加においては、電気工事士の資格は要りません
工務店の営業マンでも設置可能。

6. スマートフォンにも対応
VPNやポート開放なしで、どこからでも照明操作が可能。

エコーライツにとって「スマホで照明操作!」はオマケのようなものです。
7. すべての照明器具に対応
パワーリレー方式のため、スマートスイッチのような機器制限がありません。

8. 次世代技術への対応
エコー開閉器は「RS-232C」や「TCPソケット通信」などのIoTインターフェースに対応しているため、将来的な拡張性があります。

電気工事業者の皆さまへ
エコーライツが普及しても電気工事会社様の仕事が減ることはありません。
エコーライツの導入には集中配線が必要なため、配線作業は依然として重要です。
初期工事には一定の手間がかかります。

まとめ
✅ スイッチの設置場所が自由
✅ あらゆる素材に取り付け可能
✅ 電池交換不要のリモコン
✅ スマートフォン操作対応
✅ すべての照明器具に対応
✅ スイッチの割り当てが後から変更可能
エコーライツの課題
1: 導入費が高い(60万円以上)
2: 集中配線になるので配線費が高くつく
3: エコー開閉器が故障すると修理まで照明が制御できない
4: 照明スイッチの見た目でON/OFFが一目で分からない
これらの課題はあるものの、エコーライツがもたらす自由度の高さは、住宅だけでなく、美術館・水族館・寺社など、頻繁にレイアウト変更が行われる施設にも適しています。

詳細は新建ハウジングの公式YouTubeで紹介!
エコーライツの詳細については、新建ハウジングの公式YouTubeで紹介されています!
(6:14あたりから再生)