「iPhoneで外から照明を操作したい。」
「iPadでオフィスの照明を操作したい。」
この場合、当社はエコーライツを推奨します。その理由を紹介します。
【お断り】
スマートフォンで照明を操作するには、一般的には下記の方法がよく知られています。
1. スマートライト
2. スマートスイッチ
3. スイッチボット
「え?これで十分では?」という方には、本ブログはかなりボリュームのある内容かも知れません。ご了承下さい。
このブログで紹介するエコーライツはこれらとは全く異なった概念とメリットを持った新しい照明システムです。ぜひ最後までご覧ください。
エコーライツとは?
エコーライツは、照明スイッチの役割を「パワーリレー」という開閉器が担います。
そのパワーリレーを当社が開発した「エコーライツリレーボード」が制御。
このエコーライツリレーボードは、なんと”スマホ” および “電池レスリモコン”のどちらからも命令を受信することができます。
これによって照明スイッチとスマートフォンの両立させた、画期的な照明システムです。
(クリックで拡大)
パワーリレーは何も特別な装置ではありません。
鉄道、自動車、エレベーターなど、私達の身近に使われている汎用性のある装置です。
電池レスリモコンとは?
エコーライツを導入するのに欠かせないのが電池レスリモコン。電池レスリモコンについて少し触れます。
電池レスリモコンは、押した力で発電して電波を出すリモコン。私たちの身近な所では「トイレのウォシュレット」「ファミレスの呼び鈴ボタン」などで使用されています。
↓筆者の近所の王将でパシャリ。「この送信機は”電池レス”です。」とあります。
↓東京恵比寿の居酒屋にて。
電池レスリモコンを初めて知った取引先のKさんの表情。無理もありません。
1分動画で解説!!
まずはこちらの動画をご覧ください。
電池がないので電池交換の手間がありません。これを照明スイッチにしたのがエコーライツです。
下記の写真はエコーライツ用の電池レスリモコン。
↓こちらが白。左から順に、「1連」「2連」「3連」。
↓こちらが黒。
製造元は、先ほどの写真の“餃子の王将”のものと同じ。
「エコー総合企画社(石川県)」です。
では電池レスリモコンを使った照明システムが、どういったメリットがあるのかを紹介していきたいと思います。
理由1.壁の中に配線がない
エコーライツはリモコンで照明を操作する訳ですから、壁の中には配線がありません。
スイッチボックスも要りません。
RF電波と言われる電波なので、石膏ボード1,2枚であれば通過。
(自動車のスマートリモコンを思い浮かべて下さい。カバンやポケットの中からでも操作できます。)
「断熱材でケーブルを通せない!」といった悩みは皆無です。
また間取りを決めていく中で、「扉と干渉してしまった。」 「壁が無いからスイッチ付けられない。」という構造上の悩みも不要。
設計士にとっては、お客さまの再三たる間取りの変更に四苦八苦することはありません。
壁の中に配線が無いので、内装の自由度も高くなります。
エコーライツのメリットはまだまだ続きます。
理由2. タイル、木材、ガラスに取り付けられる
「理由1」と重複しているかも知れませんが、インパクトが大きいので独立させました。
タイルやガラスなどにスイッチを付けるって、カットに失敗したらアウトです。
しかしエコーライツはリモコンなので、取り付けたい所に両面テープで貼るだけ。
↓ガラス面に取り付けた写真 (合成ではありません)
(↑クリックすると動画が再生します)
理由3.スイッチの工事に電気工事士の資格が要らない
リモコンだから、工務店の営業の方でも設置可能です。やり方はとても簡単!!
・両面テープ ・専用プレートをビスで固定 素材に合わせてこの2種類いずれかの方法で固定します。
理由4.スイッチと照明の割り当ては自由自在
「キッチンの照明はキッチンのスイッチで操作。」これが今の日本の建築工事の常識。
なんとこれが、簡単な設定で実現できるのがエコーライツ。パソコンもアプリも不要。
その割り当てのことを、当社では「グルーピング」と「バーチャル3路」の2つに分類することにしています。それぞれについて説明します。
1.グルーピング
「キッチンのスイッチで、キッチンとリビング両方操作できるようにしよう。」
こんなことも即対応できます!普通の電気工事では絶対無理!
例えば家の玄関にもう1個電池レスリモコンを追加して、それを押すと「一斉ON/OFF」!
こんな魔法のような操作が、工事無しで簡単にできてしまいます。もちろんこの時、他の電池レスリモコンの機能は継承したままです。
2.バーチャル3路
複数のスイッチで1つの回路を制御、これを電気工事の世界では「3路スイッチ」と呼びます。
入居してから「ここ3路スイッチにしたい。」いやいや、そんなに簡単にはできません。
でもバーチャル3路機能で簡単実現!工事は要りません。
エコーライツは常識を覆す照明システムです。
小学生でもできました!
上記の「グルーピング」及び「バーチャル3路」ですが、筆者の息子(撮影当時小学3年生)に説明して、彼が「ふむふむ」と実演している様子です。
ヤラセ無の一発撮りです。非常に簡単なのが伝われば幸いです。
実際の写真
下記の写真は実際エコーライツを導入された店舗の写真です。
後で聞いたのですが、お施主様と設計士でペアリングを行って取り付けたそうです。
普通の照明工事ではありえません。
当初16個のスイッチが13個に。3個のスイッチが統合されました!
画期的な照明システムが導入できた訳です。
>>【導入事例】NOA GOLF STUDIO様 (導入金額:80万円)
理由5.スマートフォンでも操作ができる
もうお気づきだと思います。実はエコーライツにとっては「スマートフォンで操作できる」というのはオマケのような機能なのです。
↓東京から宮崎の照明を操作しても、タイムラグは殆どありません。
アプリについて
- iViewer4を使用 (CommandFusion社)
- 操作画面はお客様に合わせて1件1件カスタマイズ。
- 画面レイアウトは自由自在
- タイマーも可能です。
え!これだけ?なんだか地味!!とガッカリされた方へ一言。
普通であることが本システムのメリットです。
はい、前述の壁スイッチのメリットを継承させて、かつスマホとの操作を両立させた点が、エコーライツの最大のメリットなんです。ですので派手さはないです。
理由6. スマートライトじゃなくてもOK!!
エコーライツのメリット。それはこのブログの一番最初の図を見てわかるとおり、パワーリレーで照明を入り切りするので、どんな照明にも対応。
エコーライツのデメリット
エコーライツのデメリットも正直に挙げます。
デメリット1. 新築時しか導入できない
エコーライツは、照明スイッチの配線を、全て下記の制御盤に一極集中させます。
そのため既設には導入できません。
デメリット2.配線工事費が高くつく
エコーライツはパワーリレーがスイッチの役目を果たします。
ですのでスイッチの配線を制御盤に集約させるので、配線工事費用が高くついてしまいます。
どれくらい高くなるかは当社では、当社は電気工事会社ではないためお答えでき兼ねます。
このブログを普段ご利用の電気工事業者さんに送付するなどして、お尋ね下さい。
デメリット3. エコーライツリレーボードが故障したら真っ暗
万が一エコーライツリレーボードが故障したら、復旧するまで真っ暗です。
【雷対策】
エコーライツリレーボードが、雷によって故障する可能性は極めて低いと考えております。
なぜなら落雷で被害がある場合、本機のACアダプターが破損します。
この場合ACアダプターを交換するだけで、すぐに復旧します。ACアダプター汎用性があるものをご利用できます。
デメリット4. スイッチを見てON/OFFの判別ができない
エコーライツの電池レスリモコンは、押したら戻ってくる「モメンタリー式」のスイッチ。
スイッチを目で見て「今ON?OFF?」の判別ができません。ただそれはパナソニックのワイド21も同じですね・・・。
同様にホタルスイッチにもできません。
まとめ
エコーライツは、スマートライトのように色を変えたり、明るさを変えられるといった派手さはありません。むしろ地味かも知れません。
しかし数年先、当たり前のように普及している可能性を十分に秘めているのが、このブログで少しでも伝われば幸いです。
エコーライツのメリット
- 壁の中に照明用の配線がない(断熱材の干渉無。スイッチボックス不要。)
- 壁スイッチの位置決定はあとでもOK
- 壁スイッチの割り当ては自由自在(グルーピング、バーチャル3路)
- 壁スイッチの取り付けは、電気工事士の資格不要
- スマホで操作できる
- スマートライトもスマートスイッチも要らない
↓新建ハウジング社の公式Youtubeにも紹介されています。(06:10辺りから)
関連サイト
↓エコーライツ専用サイト (ぜひご覧ください)
https://echo-lights.greenworksjp.com/
↓エニーライツ (フル2線)
https://any-lights.greenworksjp.com/
↓エコーライツ1分動画 (Instagram)
https://www.instagram.com/reel/C6nmoa8RBp8/