CASES
導入事例

体育館のPLCヒーターをiPadで操作|東海大学付属札幌高校様(札幌市南区)

設置 弘前ハウジング
種類 学校体育館
導入時期 2022年9月
ロケーション 札幌市南区

概要

職員室からiPadでフル2線照明を操作に続いて「ヒーターも操作したい」とのご相談を受けました。
照明と同様に、職員室から400m離れたPLCヒーター(北海道オリンピア社)を遠隔制御できるよう設計。安全性にも配慮したシステムです。

■ご相談内容
・iPadで職員室から体育館のヒーターを操作したい。

■インターネット環境
・校内LANの使用不可(セキュリティ上の理由)。
・インターネットには接続せず、ローカル環境で完結すること。

■北海道オリンピア社の要望
・「運転命令」「停止命令」は無電圧の常時(連続)接点で送信。
・停電時には必ず接点を開放する仕様に。

■グリーンワークスの提案
・コントローラーにCF Miniを採用。
・CF MiniのI/Oポートを利用し、オムロンMY2を開閉してヒーターを制御。。

■導入後の成果
・職員の移動時間を削減。
・「運転命令」に加え、「運転感知」「手元感知」「警報感知」などの状態をiPadで確認可能。

【使用機器】

【関連サイト】

ヒーター本体

北海道オリンピア社のヒーター。iPadで職員室から操作可能にしました。

PLCとの連動テスト

北海道オリンピア社の技術者との連動テストの様子。両社とも、安全を第一に設計。
(PLCはオムロンSYSMAC CP1L)

CF MiniからPLCに命令

これが心臓部のCF Mini。ヒーター用制御盤に対して「無電圧常時接点」を送信します。(短絡中は運転。開放すると停止)

iPadの操作画面

「運転スイッチ」が運転命令。残りの3個は状態表示。

体育館全体

ヒーターが16基。職員室からiPadで一括制御!!真冬の部活や体育の授業も快適!

PLCからの警報信号もiPadに表示

操作だけではなく、各種の「状態信号」を受けて、iPadにリアルタイムで反映されます。

システム構成図

当社の CF Miniというコントローラーからはヒーター用のPLCに対して「常時(連続)A接点」を送信。ヒーターはその接点を受けている間は運転します。
北海道オリンピア社様曰く「瞬時接点・常時接点どちらも対応。」とのことでしたが、両社話し合った結果「常時(連続)接点」に決定。これによって当社のコントローラーが故障した際、自動的にヒーターが切れる仕組みになっております。そのため"復旧するまでヒーターを切ることができない!"という不測の事態になりません。
利便性と安全性を両立させた仕様になっております。