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導入事例

工場の「チョコ停」を瞬時に通知!世界初システム|コマツカミンズエンジン様(栃木県小山市)

コマツカミンズエンジン導入事例
設置 株式会社グリーンワークス
種類 工場
導入時期 2024年5月
ロケーション 栃木県小山市

概要

■工場の「チョコ停」を迅速に通知するシステム
重機メーカー小松製作所のディーゼルエンジン製造を担うコマツカミンズエンジン株式会社様より、工場内のインシデント対応に関するご相談をいただきました。

■課題
工場では、オペレーターが「チョコ停」や「不良」などのインシデント発生時に対応を求める必要があります。しかし、従来の報告方法では迅速な対応が難しく、効率的な通知手段が求められていました。
・報告が遅れることで、対応に時間がかかる
・作業者が報告のために移動する負担が大きい
・情報共有がスムーズに行えない

■グリーンワークスの提案
・電池レスリモコンを押すだけで通知
・Microsoft Teamsに即時メッセージ送信(誰が・どこで・何が発生したかを自動送信)
・履歴管理機能(Excel記録) でトラブル傾向を分析
・世界初の画期的な仕組みで、簡単・迅速・確実な通知を実現

■利用したマイクロソフトのシステム
・Azure(電池レスリモコンの信号をPower Automateに転送)
・Power Automate(通知の自動化)
・Microsoft Teams(即時メッセージ送信)

同社の厳しいIT要件をクリアしつつ、報告スピードの向上と作業効率の大幅改善を両立することに成功しました。

【使用機器】

【関連サイト】

「伝達をスムーズにしたい。」

「伝達をスムーズにしたい。」 「オペレーターと安全管理担当者との連絡の敷居を下げたい。」 そんな思いを抱える同社の安全管理担当者。

電池レスリモコンから電波を送信

オペレーターが電池レスリモコンを押すと、定型メッセージがMicrosoft Teamsに送信されます。メッセージはCSV形式で簡単に設定可能です。

電池レスリモコン

本システムの心臓部となる電池レスリモコンは、個体識別IDをコマツ社内の専用サーバーに転送します。

制御盤

LAN Bridgeが各電池レスリモコンの個体識別IDをAzureサーバーに転送。Azureを介してMicrosoft Teamsへメッセージを送信します。

アプリで各ラインを視覚化

iPhoneやiPad向けのアプリ「iViewer4」を使用することで、インシデントの状況をリアルタイムで確認可能です。

システム構成図

電池レスリモコンのボタンを押すことで、LAN BridgeがAzureに信号を伝達し、Microsoft Teamsに定型メッセージが送信されます。
さらに、Power Automateを介してExcelにも打刻が行われるため、電気制御とITの両方の技術力が求められるシステムとなっています。