JEM-Aとは? HA端子の違いって?

JEM-Aについて

HAは「ホームオートメーション」の略、JEM-Aは「通信規格」のこと

HAは「ホームオートメーション」の略。そしてJEM-Aは「 日本電機工業会」のことを言います。しかしオートメーションの世界では、日本電気工業会よりも、「JEM-A1427」という通信プロトコルを指すことが一般的です。
元々違う意味の「HA」と「JEM-A」ですが、最近は同じ意味として使われています。

現物の写真がこちら

HA端子
HA端子の拡大図

電気錠のJEM-A端子
ゴール社電気錠のコネクター

昔はパルス信号を使って外から家電をON/OFFするのに使われていました。しかしIoTの普及に伴い、このJEM-Aが新たに注目されてきています。

JEM-Aを使って制御できる主な家電

  • エアコン
  • 床暖房
  • 給湯器
  • 電気錠

 

JEM-Aのメリットは何といっても双方向通信で「状態」が分かる!

昨今、リモコン学習器の低価格化によって、アマチュアでもスマートホンやAIスピーカーを使って、様々な家電を操作できる時代になりました。

しかし片方向の赤外線操作は、肝心の「ついた」「消えた」の状態が分かりません。

JEM-AはON/OFF状態を確認できる!

それに対してJEM-A端子を持った設備「床暖房」「エアコン」「給湯器」などは、機器の状態を確認できるのがメリットです。

JEM-Aの状態
確認できる!といっても「ON/OFF」や「開閉」2択の状態のみ。温度設定までは確認できません。

例)「床暖房が運転時」アイコンがアクティブになる時のフロー

JEM-A対応の床暖房が運転時

例)「床暖房が停止時」アイコンが非アクティブになる時のフロー

JEM-A対応の床暖房が運転停止時

(お時間あれば後でご覧ください。)
アイコンが変化する仕組みについては、下記の「2.  アイコンを変化させる」の方法を使います。

接点信号感知(IOポート)でリレー信号を受けてアイコン変えたり、リレー動かしたりする仕組み
コマンドフュージョンには「赤外線」「リレー」などの他に、「IOポート」というインターフェイスを持っています。IOポートはあまり聞き慣れない言葉かと思いますが、このIOポートがあるか無いかが、ネットで手に入る簡易版オートメーションとコマンドフ...

JEM-Aの命令はちょっと癖あり!

トグル命令だから「運転」⇔「停止」の操作がやっかいなJEM-A

一方、運転させたり停止させるにはどうするか・・・。実はちょっと厄介です。
なぜなら、トグルの命令のみで、「ON!」「OFF!」といった個別の信号が存在からです。

トグルとは?
ある同一の操作をすることで、2つの機能を切り替えられるスイッチ機構のことである。例えば、テレビの主電源スイッチは、一度押すとONになって画面が映り、もう一度同じように押すとOFFとなって画面が消える。
(KDDI社用語集より抜粋)
要するに、JEM-Aの命令には、「ON/OFF反転しろ!」という命令しか無いのです。これが実にやっかいです。

↓詳しくは別のブログで紹介します。(こちらも合わせてご覧ください。)

トグルって何??
オートメーションで知っておくべき用語の1つに「トグル」という言葉があります。少し掘り下げて紹介したいと思います。 「トグル」って何? トグルとは? ある同一の操作をすることで、2つの機能を切り替えられるスイッチ機構のことである。例...

2回路タイプの床暖房の場合、回路の指定ができません。

もう1つJEM-Aの制御でやっかいなこと。それは、「床暖房が2回路の場合、どちらかを指定して操作することができません。」

つまり、2回路ある場合1回路タイプを2個用意して下さい。
こちらのYoutubeのお宅は、3回路ありますが、1回路の床暖房コントローラーを3台用意してもらいました。
ホームオートメーション) iPadの図面上から床暖房を制御