既存のクレストロンからCommandFusionに連携プレー

「既存のクレストロンを活かしたまま、CommandFusionのIRブラスターを導入したい。」など、クレストロンからCommandFusionを拡張したいというご相談をしばしば受けます。

今回は既存のクレストロンを環境を活かしつつ、それをトリガーにしてCommandFusion側から各機器をコントロールする方法を紹介します。
クレストロンとの連動1
上の絵では①既存環境 ②クレストロンからCommandFusionに連携 ③CommandFusionから各機器へ命令
という連携プレーになります。

 

1.全体の流れはこうだ

  1. 「CommandFusionは”hogehoge”というコマンドを受信したら、特定のMacroを実行」すると下準備
  2. クレストロンからCommandFusionに、”hogehoge”を送信
  3. これによって、Macroが実行される。

伝言ゲームに等しい。

  • この”hogehoge”は任意のserialテキストだ。プログラマーが分かりやすいものでいい。
  • 本ブログでは、クレストロンとCommandFusion同士はTCP/IP通信で行う方法を紹介する。

お互いこのように設定・・・

クレストロンとCommandFusionの連携の流れ

2.CommandFusion側の下準備(Rule)を仕込みます

下準備1(ポートを設定します)

クレストロン側と連携させるためのポートを指定します。ポート番号は任意で構いません。

  1. まずはSystem Commanderを開く
  2. ↓対象のLANBridgeを選択system-commander5①対象のLANBridge
    ②この場合はSlot13にTCP Serverをセット。Slotは13以降であれば任意で構わない
    ③IP Address : 0.0.0.0
    ④Portは任意で構わない。本例では10209と設定
    ⑤何台のクライアントと同時接続可能とするかの設定。全てのSlotの合計が25以内になる数字を設定
    (チェック!うまく動作しない場合、ここの設定が見過ごされていることがある。)

  3.  「Save」した後再起動。設定が反映されているか必ず確認
    反映されていない場合は、再度設定して下さい。

下準備2(“hogehoge”を受信したときのルールを仕込みます)

  1. ↓対象のLANBridgeを再度選択
    system-commander1
    この時選択するのは、Macroを実行するCF MiniやIR Blasterではない。クレストロンからTCP/IPコマンドを受信するのは、LANBridgeだ。必ずLANBridgeを選択しよう
  2. ↓実行したいMacroを追加する(ここから時間差で複数追加も可能だ。詳細は割愛)system-commander2
  3. 今度は「もしも”hogehoge”を受けたら」と「”Macro”を実行する」を紐づける
    ↓ということで、”Add Rule”で次のように入力 system-commander3
    ②Rule名は任意で構わない
    ③ここでは”hogehoge”と入力
    ④上の3で入力したMacroをプルダウンより選択

3.クレストロン側の設定

SIMPL Windows

  1. SIMPL Winowsを開いたら、”Configure”から”TCP/IP Client”を追加クレストロン-設定1
    ①TCP/IP Clientを追加
    ②LANBridgeのIPアドレスを入力

  2. ↓以下のように入力します
    クレストロン-設定2
    ①ボタンなどのトリガーになります。
    ②Serial IO/とTCP/IP Clientを紐づけます
    ③LANBridgeで設定したポートを入力します。最後に”d”を追記しましょう。

4.まとめ

これで既存のVision ToolsやSIMPL Windowsといったクレストロンを環境をそのまま活かしたまま、CommandFusionを使って機器を制御することができました。
もちろんこの方法はAMXにも応用できます。

今度はCommandFusionからTCP/IPコマンドを送信、それをトリガーにして既存のクレストロン環境から機器を制御する方法を説明します。